裏打ちとは?
紙に描かれた書画や刺繍作品の裏に、さらに紙を貼って伸ばし、補強することを裏打ちと言います。
和紙に描かれた書画、特に水墨画や書道は制作中にどうしても紙にしわやたるみができてしまいます。
このしわやたるみを裏打ちすることによって紙をピンと伸ばし、画面が均一かつ綺麗にすることができます。
また裏打ちの紙によって墨色がよく見え、発色がよくなります。
書画の作品のみならず、額装する際にそのままではたるんだりしわができてしまうものは裏打ち加工をお薦め
いたします。
刺繍や手ぬぐい、スカーフなども可能です。
当店の裏打ちは大量生産の裏打ち機でおこなう裏打ちではなく、専門の職人が行う一枚一枚手作業の裏打ちです。
裏打ちの紙の種類やサイズ、枚数、特殊な作品の裏打ちなど、お客様のご要望にお答えすることが可能です。
お気軽にご相談くださいませ。
裏打ち加工するにあたっての注意
裏打ちをする際に、どうしても水を作業に用います。
よって下記の画材を用いた作品は裏打ち加工ができかねますのでご注意ください。
・水性ペン
・水性染料系の筆ペンやスタンプインク
・洗濯で落ちる墨液・落ちやすい絵具で描かれたものなど
裏打ちのサイズ
裏打する際の主なサイズは以下の通りです。
また別注でのサイズも承っておりますのでご相談ください。
下記のサイズはお持ちいただいた時の紙のサイズです。
サイズ(mm) |
例 |
120×135まで |
ハガキ・短冊・寸松庵・SM号 |
250×300 |
色紙・半紙 |
250×370 |
F4・B4・半懐紙 |
340×450 |
F6・四ツ切 |
390×450 |
F8・P8・大衣 |
360×480 |
全懐紙 |
350×750 |
長手半紙・半切2分の1 |
180×700 |
画仙紙4分の1・書きぞめ半紙 |
450×600 |
半切・F10・P10 |
600×700 |
三三・F12号・15号 |
660×730 |
小全紙・F20 ・P20 |
350 ×1350 |
画仙半切 |
700×1350 |
画仙全紙 |
960×1800 |
三六判 |
600×600 |
スカーフ(60cm×60cm) |
800×800 |
スカーフ(80cm×80cm) |
(240×360)×2 |
半懐紙2枚つなぎ |
(350×1350)×2 |
画仙半切2枚つなぎ |
刺繍・手ぬぐい・スカーフは従来の裏打ち代から別途加工賃をいただく場合がございます。
ご了承ください。
また刺繍は色紙加工することもできます。お気軽に電話もしくはFAX、メールにてお尋ねください。
お申込み・お問い合わせ
表装・裏打ち・色紙加工は実店舗によるご来店でのサービスとなります。
WEBによるお申込みは受け付けておりませんのでご了承ください。
表装・裏打ちのお問い合わせはご来店、メールまたは電話・FAXにてご相談くださいませ。